コカリナの世界へようこそ

702001.3 71 2001.7 72 2001.11 73 2002.4 74 2002.7 75 2002.11 77 2003.8

2003.03

 今年は黒坂正文音楽活動30周年、次のような日程で大きめなホールでの「記念リサイタル」を持ちます。初日は3月29日(土)出身地上田市民会館で。上條恒彦さんもゲストで登場して「さとうきび畑」等を歌ってくれます。よかったらお越し下さい。今や東京から上田までは新幹線で1時間ちょっと、日帰りもできます。
 またそれぞれの町で現地のコカリナ合奏団も登場してくれます。12月の東京青山劇場では100名規模の「東京コカリナアンサンブル」(募集中)による「コカリナのための交響詩『ふるさと』」を発表の予定です。

 3月29日(土) 上田市民会館大ホール                   (ゲスト:上條恒彦さん)
 4月17日(木) 函館市民会館大ホール
   18日(金) 函館市民会館大ホール
 6月 6日(金) 神戸文化ホール
 6月 7日(土) 京都府立文化芸術会館
 9月15日(月) 新宮市市民会館
11月 8日(土) 福岡市
11月14日(金) 更埴市・あんずホール
11月21日(金) 豊橋市ライフポートとよはし
12月14日(日) 東京・青山劇場
* 現在広島でも検討中。



 黒坂正文が30年間創り続けてきた300曲あまりの中から選んだ100曲を初めてのソングブックとしてまとめました。3月下旬発売。定価3000円。(コカリナ友の会1割引)黒坂音楽工房のみの販売になります。予約受付中。予約してくださった方には自筆サイン付きでお送りします。

 



2年ほど前から書き始め「いつ出るの?」と言われ続けてきたコカリナヒストリーがいきなり講談社より発売されることになりました。全国の本屋さんでお求めになれます。

4年ぶりのコカリナアルバム。ここ数年ミニアルバムは色々出してきたのですが久しぶりのちゃんとしたアルバム。レコード会社が変り、キングレコードより発売されます。キングは黒坂正文が30年前レコードデビューした、まあ言ってみれば古巣でもあります。全国のCD屋さんでお求めになれます。

 
 「お灯まつり」ってご存知ですか? 日本三大火まつりのひとつ、和歌山県新宮市に伝わるお祭り。
 昨年放映されたNHK朝の連続ドラマ「ほんまもん」にも登場したので見られた方もいると思います。また時々テレビのドキュメンタリーにも登場する奇祭。
 2000人の男達が松明(たいまつ)を持って山の上から駆け下りてくる、ただそれだけの祭りなのですが、これがなかなか面 白いものなのです。実は何年か前、たまたまコンサートで新宮市を訪れた時、この祭りに出っくわし、見学をしたことはあったのです。その時、血だらけになって降りてくる男達を見て「なんと恐ろしい祭りだ」と思ったものでした。まさかその祭りに自分が参加することになるとは・・・。なにやら新宮の男はこの「お灯まつり」に参加しないと男として認めてもらえないのだとか、実は僕はこの新宮の婿でありまして、身内から「いつ登るの?」と言われつづけたのでした。毎年スケジュール詰まっているのをいいことに、エスケープしてきたのですが、今年はどうも逃れられそうにない。意を決して登ることにしました。それは2月6日。
 その日は朝から白いものしか食べてはいけない。女性に触ってもいけない。(不浄なものであるとの事)そのような戒律があるとかで、それらをキチンと守りました。食べたものは豆腐、カマボコ、白いご飯、もちろん女性にも触りません。(今は一日だけですが昔は一週間この戒律を守らなければいけなかったという)そして、午後からこの祭り専用の白衣に着替え、古老のところへ行って腹に荒縄を巻いてもらうのです。これが綱引きの縄に使われるような太いやつ。縄が最近かなり出てきる脂肪にようしゃなく食い込むのです。そして装束が調うと町中を火がついていない松明を持って闊歩する。山に登る前に新宮市内にある三つの神社とお寺にお参りするためのものなのですが、この時点でもう酔ってケンカが始まっているのです。そしてトバリが降り、暗闇が襲ってきた頃登山開始。それほど高い山ではない。標高300メートルぐらいだろうか。函館山を知っている人はアレくらいを想像してくれるといいでしょう。ところがその階段がキツイ、おまけに自然石で出来ていて等間隔になっていないから足をどこにおいていいのか分からないのです。そして上りながら、帰りにはこれを降りてくるのかと思うとゾッとするのです。

 息を切らしながらもなんとか登頂。そこに小さな神社がありその前にすでに先に登った男達がたむろしている。山の上はよほど寒いだろう、と思いきや、寒さはまったく感じない。着ているのは薄手の装束だけ。いくらこの地が温暖の地といえ、大寒の時である。不思議でした。ここで待つこと約2時間。下から続々とつわものどもが登ってくる。遅く登ってくるのは入り口に近いところに陣取り、いの一番に降りて拍手を浴びる輩。昔は一等賞の者は米俵一表もらったとか。そんな連中が入り口付近で松明で叩き合ってケンカを始める。我ら軟弱者や子ども連れのお父さんはずっと奥のほうにいて、ゆっくり降りて行く。 全員がほぼ登頂が終わったところで、門が閉められ、松明に点火、大松明から火を奪い合うように2000本の松明に点火していく。物凄い煙と火の粉。その中に40分ほど閉じ込められる。でも2000人の白装束の男達が山の上で松明を掲げる姿はなかなか壮観。 この世のものと思えないなにやら幽玄な風景です。そんなことに感動していると背中にお灸のような熱さが走る。「あんさん背中燃えてるで!」と隣の人。すぐ消してもらうが、今度はズボンが燃え始める。日と煙との戦い。出口付近ではさっきまでケンカをしてた連中が獄門の中の鬼のごとく「開けろー!」と騒いでいる。でも神主さんはそう簡単に開けてくれない。さんざん燻しておいて、もうここまで、というところで一気に「開門」、男達は松明片手に雪崩を打って駆け下りる。これが遠くから見ていると竜が山を駆け下りるようでなんとも美しいのだと言う。でも僕らは同じ竜でも尻尾あたりでゆっくり降りていくのです。そして、この祭りのハイライトは山から降り立った時、そこに大勢の女性たちが待っていてくれるのです。その数も2000人近く。恋人、妻、母、娘。それらの女性が降りてきた男達に向かい「よくやったねー!」と抱きつかんばかりに迎えるのです。勿論僕も迎えて頂きました。嬉しかったですね。やっぱり。その嬉しさを感じながら、僕は「僕の説に間違いはない」と確信したのです。それは、この祭りは「男の祭り」と言うことになっているが実は「女の祭り」ではないかということ。つまりもともと修験道(山伏)の祭りだった、この祭りを今のような形に変えたのは女性達では、と僕は前から思っていたのです。  

温暖な気候に恵まれ、種を蒔けば植物はどんどん生えてくる、そして海の幸に恵まれたこの地方の男達は、北国の男達などに比べると労働意欲というものが極めて薄い。僕の知っているこの地の男達を眺めてみても、およそ人を蹴落として出世していく「仕事人間」などと言えるの者は一人もいない。そして彼らは、皆「遊びの天才」。僕らの目から見るとうらやましい限りなのだが、しっかり者のこの地の女性達には歯がゆく映る。彼女らが「それでも男か?しっかり仕事せい」と業を煮やすのは想像できる。そこで修験道(山伏)達の祭りを見た奥さん達が「父ちゃん、遊んでばかりいないで、男なら山伏さん達みたいに、山へ行って松明持って降りて来い。一週間白いもので我慢し、私にも触るな」とやったように思えてならないのです。近年、男女同権が叫ばれ「女人禁制」の祭事が消滅した中で、これだけは「女人禁制」を高らかに謳いあげ、それに対して女性団体からなんの抗議もない、ということは、やはりこれは女性が後ろにいるからなのです。そして名前も「お灯まつり」でなく本当は「お父まつり」、お父チャン、頑張れ、というお祭りなのです。その証拠に新宮の女性達は皆、山から下りてきた男達に「ほれ直したよ」と言うのだそうです。
 こじれてしまった父と娘の関係がこの一夜によって良くなることも沢山あるとか。僕もお父チャン。頑張りましたよ。全国のお父ちゃんたち、来年は一緒に登りましょう。よそ者でも登ることができます。ただし男であること。「祭りはええもんじゃ」(我が師、民俗学者故宮本常一先生の言葉)。 (初めて登った感激をいいことに勝手に持論をぶちました。すみません新宮の皆様)

 

 5月、韓国へ行きませんか?目指すは南の光州。韓国語でカンジュ(Gwanju)と呼ばれている町。5月18日(日)は光州事件メモリアルデー。光州事件とは今から23年前の1980年、当時軍事政権下にあった韓国で、民主化を求めデモを行った市民、その盛り上がりを恐れた全斗煥大統領は軍隊を出動させ発砲、子どもや女性まで含めた数百人の一般 市民が殺され、ケガ人や行方不明も含めるとその犠牲者は数千人に上ると言われています。そして、近年、その弾圧の背後にはアメリカがいた事が明らかになっています。  今、民主化を果たした韓国ではこの日は特別の記念日に指定され、首相まで参加して式典が開かれます。昨年黒坂黒太郎はこのメモリアルコンサートに招待され、被爆樹コカリナを演奏しました。「今年もまた来ないか?」と現地から連絡が入っています。黒坂は今年演奏するかどうかはまだわかりませんが、去年感じた韓国の人々が持つ「民衆のエネルギー」の感動を味わいたく参加はするつもりでおります。よかったら皆さんもご一緒にとお誘いする次第です。一言断っておきますと。この旅は焼き肉とキムチを食べ、安物ショッピングをする一般 の韓国ツアーとは全く違います(勿論焼き肉も食べようと思いますが)日本がかつて犯した歴史上の誤りもキチンと見、朝鮮半島が大国にどれだけ蹂躙されてきたかを知る旅です。ちょっとシンドイかもしれませんがそれを抜きにして日本と韓国の本当の友好はない、と考えております。北朝鮮との関係もそう、拉致問題もそこにまでさかのぼらなければ本当の理解には至りません。  去年私達をこのコンサートに呼んでくれた若い韓国人プロデューサー、キム・チャンホー氏は今、「被爆樹コカリナ」を「ノーベル平和賞コンサート」(ノーベル平和賞の授賞式と併せてノルウェーでおこなわれるもの)に出演させよう、と必死にノーベル平和賞委員会に働きかけてくれています。おそらく、はかない夢と終わることでしょうが、その努力だけで涙が出るほど嬉しいです。日本人のプロデューサーが見向きもしない広島の「被爆樹の音」を韓国人の若いプロデューサーが世界に広げてくれようとしています。これが彼らの友情です。そして情熱です。そんな彼らに会いに行きましょう。5月15日(木)から5日間です。「関西空港」「福岡空港」発も可能です。


  4.29無言館で「成人式」。どうぞ。

 無言館とは信州上田にある美術館。実は我が生家はこの美術館から数百メートルのところにあるのですが、この美術館には太平洋戦争で戦死した若い絵描きさん達の絵が沢山展示されています。この絵の前で成人式を行おう、と館主の窪島誠一郎氏が言い始めました。「おもしろい」と言ったら「手伝ってよ」と言われ黒坂黒太郎と作家の小宮山量 平さんも手伝う羽目に。新緑の信州で、あの戦没学徒の絵を前にして「成人」のみなさんに大人になることを考えてもらうのは大変良いことです。  2003年4月29日(祝)午前11時から 参加資格は基本的に成人とその付き添い。黒坂黒太郎は被爆樹コカリナでミニコンサートをします。
参加希望者は以下の所にご連絡を。                0268−37−1650
申し込み締め切りは3月末日  当日美術館は開館していますので、どなたでも見学は自由でしょう。
 黒坂黒太郎(正文)コンサートニュース「なんじゃもんじゃ」はコカリナ友の会のみなさんに「コカリナ通 信」と同封で無料で送らせていただいておりますが、不必要な方は「コカリナ通 信」のみをお送りしますのでご連絡下さい。


黒坂黒太郎コンサートスケジュール

●ちょっと前、NHKラジオ深夜便に出ました。出演は朝4時。そんな時間誰も聴いていないだろう、と思っていたのですが、なんと。オンエアー後反響の凄かったことといったら・・。最も視聴率の高い番組では、と思いました。
●もうひとつNHKの話。「あなたが出演された番組をNHKアーカイブスセンターのいつでも観れる2000の番組として選ばせていただきましたのでご承諾ください」と連絡が入りました。それは今から23年前に放映された「新日本紀行、小さな花の歌」。丹後半島の小さな村、上世屋で続けたコンサートの話です。放映の話も出ています。23年前の映像は恥ずかしい限りです。観ないでください。
●今年は30周年と言うことで、大きなコンサートを各地でやらせていただきますが、いつものような小さなコンサートも行っていきますので、気軽にお問い合わせください。 春はすぐそこ、足音が聞こえます。
                           黒坂黒太郎


あなたの町でも黒坂黒太郎コカリナコンサートを!
  被爆樹の音色も是非お聴き下さい。
  5、60人から数千人規模までできます。

 詳しくは 黒坂音楽工房 03−5626−1581
       ファックス 03−5626−1568
          Eメールアドレス kuro@waltz.plala.or.jp

 

コカリナって何? 最新コカリナ情報 被爆樹コカリナ 黒坂黒太郎 なんじゃもんじゃ リンク
コカリナのお求め CDの紹介 その他CDの紹介 コンサート情報 コカリナ友の会




ホームへ