コカリナの世界へようこそ

702001.3 71 2001.7 72 2001.11


2000.11
黒坂黒太郎(正文)コンサートニュース
なんじゃもんじゃ 69号

被爆樹をコカリナに 黒坂黒太郎(正文)

 今年の夏もまた広島へ行きました。8月5日、恒例の高校生達とのノーニュークス(非核)コンサート。若者達と平和を語り歌う楽しい時を過ごしました。コンサート終了後、この企画をずっと続けてきている安田女子高校の澤野先生が楽屋にやってきて「黒坂さん、被爆樹送るから、コカリナにしましょうよ」と言ってきました。その被爆樹は55年前爆心地に近い広島市元町で被爆、でも倒れず体の半分を焼かれながらも立ち続けてきたのでした。がやはり10年ほど前の台風の時、とうとう力つき倒れたのでした。それを広島の高校生と先生達で電気大付属高校の倉庫に保管し、時々表に出し、何かの折りに展示してきたのだそうです。僕がこの樹に出会ったのは2年前、やはりノーニュークスコンサートの時でした。僕のコカリナ演奏のステージのバックにみんなで飾ってくれたのでした。照明に浮かび上がる被爆樹を前に僕は原爆でなくなった人々の霊を慰めるべく僕の作品「レクイエム」(鎮魂歌)を演奏しました。 そしてその時から、この被爆樹の一部をコカリナにしたらどうだろうか?という声があがっていました。その樹が先日僕のところへ送られてきました。太さ30センチ長さ1メートルほど。僕の作業場に斜めに横たわる姿はまるで人間の子どもが踊っているようです。  そして原爆の数千度の光を浴びたと思える半身は黒こげで本当に痛々しいのですが、その焦げ痕を新しい樹皮が覆うように成長している姿は命のたくましさとともに、子どもを抱きかかえる母のようににも見え、なんとも感動的です。僕はこの被爆樹をできる限りその形を壊さないようにし、ごく一部をいただきコカリナにしようと思っています。樹の種類は榎(エノキ)。ニレ科の広葉樹。本州から南で庭木などにもさかんにみられる樹で大きいものは高さ30メートルにもなるそうです。  この 被爆樹がどのような音を出すのかとても楽しみです。12月、東京でもたれる「第1回東京コカリナフェスティバル」でその音色を披露できればと思っています。また同じ12月広島で「子どもの平和像」を作るレセプションがあります。そこでも発表できればと思います。そしてできれば来年この被爆樹と一緒に全国ツアーが持てれば、と思っています。 被爆樹をロビーにおいて子どもたちににも見てもらいながら自然の大切さを知り、平和の大切さを知ってもらえるようなコンサートができればと思っています。みなさんの町でもよろしかったらご企画ください。

コカリナって何? 最新コカリナ情報 被爆樹コカリナ 黒坂黒太郎 なんじゃもんじゃ リンク
コカリナのお求め CDの紹介 その他CDの紹介 コンサート情報 コカリナ友の会


ホームへ