コカリナの世界へようこそ

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2001.3
黒坂黒太郎(正文)コンサートニュース
なんじゃもんじゃ 70号

WHAT IS THIS?


バスコカリナ登場!

 バリトンコカリナが出来た1年半前「次はバスコカリナですね」と口々に言われました。その時「それは大きくすればいいことですぐできますよ」と言いました。ところが「言うは安し」で事はそう簡単に運ばなかった。大きな穴を垂直にまっすぐ深く開けるということは思ったよりずっと大変。ドリル探しから始まって、指穴の大きさの径の調整、そしてなによりも全部指を塞いだ「ド」の音があまりにも閉塞的な音になってしまう問題、等々。困難にぶち当たる度に「コカリナはもうバリトンまででいいのではないか?」と諦めかかったのですが「低い木の響きもどうしても聴いてみたい」という欲望に駆られ、考え続けました。そして先日なんとかコレというものが完成しました。デカイ!音程はバリトンの半オクターブ低いだけのG管なのですが図体は3倍もある感じです。そして音はというと、これは一言ではとても表現出来ません。さっそく東京の公認講師の皆さんに聴かせたのですが、みんな唸っていました。今、佐々木さんのところで製品化に向け最後の調整をしています。5月ぐらいの発売をめざしています。音を聴きたい方はサントリーホールにお出かけ下さい。さて今度はコントラバスコカリナですかね?オーストラリアのディッチュリードゥーのようになるのかな?と、その前にもうひとつ、今開発中のコカリナそれは「片手コカリナ」。
 これは脳梗塞で片手が不自由になった熊本の友人森さんから「片手で吹けるコカリナを」と数年前に切望され、ずっと考えていました。今、試作品ができ森さんに渡っています。片手でコカリナを?さてどういうことなのでしょうか。これがウマク行けば右手用、左手用とでき、両方使える人は二本でハーモニーをなんてことになる。しばしお待ちを。



新潟コカリナ合奏団大演奏会


 1月28日(日)新潟市民芸術会館大ホールにて「黒坂黒太郎&新潟コカリナ合奏団のジョイントコンサート」がもたれました。この時期の新潟、当然大雪の季節なのですが、その日は朝から快晴。美しい新潟の冬の空に迎えられコンサートは始まりました。会場は1,300の客席が超満員。一部は黒坂黒太郎のステージ、ギター安田雅司郎、ピアノの飯塚浩一、ボーカルの矢口周美をバックに1時間ほど演奏しました。中でも被爆樹のコカリナは、新潟在住の被爆者のみなさんも来てくれたこともあり、会場に染み渡る演奏になりました。
 2部のステージに立ったのはこの日のために夏からずっと練習を積み重ねてきた子ども達100人、大人20人、合わせて120人のメンバー。前日のリハーサルまでは子ども達はなかなか音をウマく合わせることが出来なかったのですが、本番は見事、新潟の松の古材から作られたコカリナで新潟市民芸術会館一杯に響き渡る素晴らしい演奏を披露してくれました。特に新潟の唄「砂山」は前半を山田耕筰作品を、飯塚氏のピアノをバックに矢口、黒坂で演奏、それを引き継いで中山晋平作品を合奏団がアカペラ(無伴奏)で演奏。絶賛を受けました。さらには矢口のレパートリー「一本の樹」は後半120のコカリナがまるでオーケストラのようにバックで鳴り響き木は、空に昇って行きました。終了後もアンコールの拍手が鳴りやまず、感動は新潟の寒い冬を熱い熱い冬に変えていました。
 山のように寄せられた感想の中に「子ども達があれほどの事をやるとは思わなかった」「小さい子もいたのに音程がぴったり合っていたのには驚かされた」という類のものが沢山あったのですが、子ども達は体で隣の人の音を感じ取り見事に合わせていきました。そしてなによりも子ども達は本番に強い。リハーサルの2倍も3倍も力を発揮してくれました。新潟コカリナ合奏団このあと4月29日には、新潟に今度オープンするワールドカップの球場で「新潟緑の百年祭」という催しの一環で演奏するそうです。今後が楽しみです。


福岡でコカリナサークルの皆さんと
ジョイントクリスマスコンサート

 12月21日稲築町、12月22日遠賀町とそれぞれにコカリナサークルがある町で黒坂黒太郎コカリナコンサートが開かれ、コカリナサークルのみなさんも演奏。ピッタリと息があった演奏を響かせてくれ、コカリナの世界を広げてくれました。今福岡県ではじわじわとコカリナが浸透。サークルも雨後の竹の子のように出来つつあります。来年あたりは筑豊にある「嘉穂劇場」(芸人は誰でも「一度は立ってみたい」と言う「地歌舞伎」では日本一の演芸場)で コカリナフェスティバルをやろうか、などという声があがっています。木造で1,000人は入り、回り舞台、すべて桟敷席という夢のような劇場です。


被爆コカリナコンサート イン 広島報告

先日の東京コカリナフェスティバルで
お披露目された「被爆樹コカリナ」
今度は現地広島で披露されました

 12月20日に、このコカリナになったエノキが側にあった基町小学校。そして25日には「世界子どもの平和像」を作る高校生達のコンペで。 基町小学校では170人の在校生と、このエノキを守り育ててきたOB。と言ってももう20代後半の皆さんなのですが、沢山の皆さんにこの被爆エノキの音を聴いてもらうことができました。子ども達は真剣にこのコカリナの音に耳を傾けてくれOBの皆さんの中には涙ぐんでいらっしゃる方も。いろいろな思い出が詰まった木なのでしょう。小学校と高校生にそれぞれ一本づつの「被爆コカリナ」をプレゼントさせてもらいました。コンサート終了後、エノキが実際に立っていた場所に行きコカリナを吹きました。今はコンクリートのオブジェのようなものしかないのですが、 脇に2世が3センチほどの太さで育っていました。コカリナの音に2世が葉っぱを揺らしていました。


NHKテレビで「被爆樹コカリナ」放映される

 被爆樹コカリナの生い立ちから製作、そしてそのお披露目コンサートまでがNHKテレビ「ふるさと発ドキュメント〜広島がきこえる」で放映されました。(1月12日夜7時半関東甲信越、近畿、東北を除く全国、再放送BS全国)見てくださった全国の皆さんから多くの反響が寄せられています。  番組は21世紀を迎えた広島の町の風景から始まり、この時代の中、風化しつつある原爆体験を語ります。そして被爆エノキの紹介、コカリナの場面 は黒坂が被爆エノキに始めてノコギリを入れるところから始まり、音が出る瞬間、そしてこのコカリナのための曲を作り、それをコンサートで披露するまでを追います。その間にちりばめられた広島の皆さんの被爆エノキにまつわる話が番組の中身を一層濃くしていきます。
 放映後、多くのみなさんから「素晴らしい番組だった」との評価をいただいております。  それはひとえに、わざわざ埼玉県飯能市の黒坂の工房まで出かけて来て、何日もロケをするNHK広島の若いスタッフのみなさんの熱意のたまものでしょう。ご覧になれなかった方のために黒坂音楽工房でビデオテープを差し上げます。(無料、送料必要)ご連絡下さい。

お詫び
 NHKテレビ「ふるさと発ドキュメント〜広島がきこえる」の放映エリアについて、放映直前にNHKから総合テレビは近畿地方は放映がなくなり、逆に放映がない予定だった東海、北海道があると、連絡を受けました。観る予定にしていた近畿地方のみなさん、観れないと思っていた東海地方のみなさんご迷惑をおかけしました。NHKに成り代わりお詫びします。


被爆樹と共に行く
黒坂黒太郎コンサートツアー始まる

 被爆樹と共に行く「黒坂黒太郎コカリナコンサート、被爆樹が歌う」が始まっています。3月和歌山、4月北海道とツアーを行います。東北、九州、長野などでも計画があります。できるだけ多くのみなさんに被爆樹の実物も見てほしいし、音も聞いてほしいと強く思っています。このコンサート、深い意味を持っていることから黒坂音楽工房では、公演料は参加人数などによって変えております。このコンサートを取り組んでみたいと思われる方は、資料を送らせていただきます。お気軽に事務所にご連絡下さい。


これからのコンサート

品川区主催で広瀬久美子さん(元NHKアナウンサー)
ジョイント平和コンサート

3月26日(月)品川区非核平和都市事業としてこんなトーク&コンサートを行います。広瀬さんはNHKのアナウンサーとして活躍されてきた方で、つい最近まで土曜日の午後、ラジオのパーソナリティーとして、その辛口のトークはNHKとは思えないほど真に迫っており、僕らも大のファンでした。その広瀬さんが原爆詩を朗読、それに合わせて僕黒坂が被爆樹コカリナを演奏する場面 もあります。平日の昼、とお勤めの方には難しい時間ですが無料ですので是非お出かけ下さい。

 3月26日(月)
 午後2時より
 品川キュリアン大ホール
 入場無料
 お問い合わせ 03−5742−6625
        品川区役所総務課T


黒坂黒太郎コカリナコンサート
     in サントリーホール
「被爆樹が奏でるアメージンググレイス」
     チケットが発売になります


 インターネットのホームページなどでもお知らせしてきましたが、いよいよコカリナもサントリーホールに登場です。と言っても小ホール。と言ってもやはりサントリー。なかなか響きもいいホールです。そしてここでやるにはやはり審査があったり大変。それもなんとかクリアー。日本で一番酷い目にあった木の響きを、日本で一番いいホールと言われているホールに響かせてやりたいと思いました。さあここで被爆樹がどんな存在を示してくれるか楽しみです。当日はいつもの安田雅司郎(ギター)、矢口周美(歌)に併せてコカリナ公認講師の若手(ほとんどが20代)で結成されたコカリナアンサンブル「グリューネ」も登場。さらにはゲストに二胡(胡弓)奏者のウェイウェイ・ウーさんも出てくれます。ウェイウェイさんは今大変注目されている新進気鋭の女性二胡奏者でテレビなどでも活躍されています。僕とは一昨年山形のフェスティバルで共演、それ以来すっかり仲良くなり、何か一緒にやろうと言い続けてきました。二胡の優雅な響きもお楽しみ下さい。
 チケットは「ぴあ」でも扱っていますがこちらの事務所でも勿論OKです。全指定席です。 お早めにお求め下さい。


コンサートスケジュール

2001年
3月6日 和歌山県新宮市
  7日 和歌山県みくまの養護学校
  9日 和歌山県本宮町
 10日 和歌山市プラザホープ(むぎの里)
 11日 田辺カトリック教会
 12日 七川小学校閉校お別れコンサート
 16日 東京都庁「春を呼ぶ女性のつどい」
 18日 婦人民主クラブの会(東京)
 20日 ソルトレイクコカリナ発表、歓送式(長野市)
 21日 徳島県池田子ども劇場コンサート
 24日 東京三鷹市講習とコンサート
 26日 品川区非核宣言都市記念トーク&コンサート
            (品川キュリアン大ホール)
入場無料

4月3日 全商連大会でコンサート(日比谷公会堂)
 18日 北海道ツアー
 19日 猿払
 21日 富良野市
 24日 赤平市
 25日 沼田市
 26日 深川市
 28,29日「新潟緑の百年物語」植樹祭で新潟コカリナ合奏団と

5月11日 黒坂黒太郎コカリナコンサートインサントリーホール
      
   「被爆樹が奏でるアメージンググレイス」
  12日 全国コカリナサークル交流会(江東区大島区民センター)

●「コカリナの世界にようこそ」のホームページのURLが変更になりました。
  新しいURLはwww.kocarina.netです。
 また、画面もリニューアル、音も入り、
 さらには一週間に一度の「週間コカリナ情報」で
 コカリナの動きをお伝えしています。是非ご覧になって下さい。
●黒坂音楽工房の住所が変わりました。
 新しい住所は  〒136−0072 東京都江東区大島5−34−17−202
 電話は変わりません
 色々なコカリナを揃えたショップもあります。お気軽にお出かけ下さい。
 営業は月曜日から金曜日の10時から5時まで
 できれば電話をしてからお越し下さい。

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