コカリナの世界へようこそ

コカリナ週間情報 Vol.15 2001.9.07


アイルランドへ行って来ました。

フェスティバルでの演奏
フェスティバルでの演奏

 何年か前、イギリスのランヅエンヅ(地の果て)と名付けられた、イギリスでは最も西の地へ行き、岸壁に立ちながら「この海の先がアイルランドか」と、いつか訪れることが出来る日を待ち望んだのでした。その時がやってきました。夢にまで見たアイルランド。ここは想像していたより遙かに素晴らしい国でした。
 一つはやはり音楽。「♪音楽にあふれたデリーの町」とアイルランドの歌「私の愛した町」の中で歌われていますが、本当に どこへ行っても音楽がある。首都ダブリンではちょっとしたパブと言われるレストラン兼酒場では必ず生演奏。勿論ストリートでもみんなやってる。ホテルも外国人用の高級ホテル以外は一階のレストランがパブになっていて、そこで歌って踊って大騒ぎなのです。不思議なことに公園ではやっていないので驚いたのですが、あれは、公園ぐらいは規制をかけなかったら、それこそ町中が音楽だらけになってしまい収拾がつかなくなるからだと想像しました。なぜなら僕たちが「コカリナを練習しよう」、と、ちょっとやっただけですぐに公園の管理人さんがストップをかけてきたのですが、そのほんの5分ほどの間に人がどっと集まってきたのです。そして「それは何の笛だ」としきりに聞いて来たのです。アイルランド人のみなさんのコカリナに向ける関心は異常なほどです。そんなアイルランドですからここで行った8回のステージはどれもこれもとても素敵なものになりました。ニーナという町での音楽フェスティバルは地元の子ども達の演奏する民族音楽とともにコカリナのステージを持たせてもらったり、障害者専用の病院、子ども病院、キルケニー音楽フェスティバルやダブリンの路上演奏。ダブリンでは演奏し始めた途端お金がジャラジャラと飛んでくるのでビックリしました。あっと言う間に4000円ほども集まってしまい、それらは全部子ども病院に寄付させてもらいました。
 そしてこのアイルランドのもう一つの素晴らしさ・・・。実を言うと出発の時僕は「広島から帰ってすぐにアイルランド行きは少しキツイな」と思っていました。広島の感動をもう少し暖めてから次のことに移りたかったのです。ところがなんと行った先のアイルランドに「ヒロシマ」があふれていたのです。ここは国として核兵器廃絶のために世界の先頭に立っている所だったのです。ですから僕が持参した被爆樹コカリナには皆さん大変な関心を示してくれました。広島のコンサートを終えてすぐにそんなアイルランドに行けたことは何とも不思議なことでした。まるで被爆樹コカリナが僕を導いていってくれたかのようでした。「平和と音楽の国アイルランド」。人もとても親切ですし、食べ物もイギリスと違い美味しい。現地の人々も是非来年も来い、と言ってくれたことですし、旅に参加された皆さんも大変満足してくださったようですので、来年もこの旅を行おうと思っています。来年は是非ご一緒しましょう。



アイルランドの子ども達

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